パパ班結成まで、その2

5年前、私は壊れていた。
育児休暇を取り、本来なら生き生きとした毎日を送るはずだった。
しかし現実は違っていた。
育児の大変さを身を持って経験し、やりたいこともできず、相談する人も、遊びに行くことも、ともだちもいなくなった。
家事や育児の方法が違うことでダメ出し、怒られたりすることで、ますます落ちていく私
外に出ること、人と接することも拒み、手の震えが激しくなる、喚くようになる。
行き場のない怒り、不満のはけ口は、我が子へ
向かう

ことばで叱責するのが多かった。
一度だけ一線を越える手前があった以外
叱責、叱責、叱責

躾と言う名の虐待

叱責した後の反省と後悔の繰り返し
やがて・・。
自分は、居ない方が良いのかと思うようになる。死に場所を探す、死に方を考える。
踏切、歩道橋に居ると・・。
コイツヤバイと思われるのか、激しい警笛とクラクションで目がさめる。

こんな毎日がずーっと

外の顔と内の顔を使い分けていた。

こんな私に教えてくれたのが、フィリピンの
親父たち

訳あって、フィリピンに6ヶ月くらい居た。

コトバも、素性もわかんない異国の人間を
親父たちは、受け入れてくれた。

やがて私の奥底にあるもう一つの顔を見抜いていたのか
私のことを気にかけてくれるようになる

親父たちの暮らす地域は、決して裕福な暮らしではない。
仕事がなく、学校の周りでたむろしてる
生きてくためには、働かないといけない
だから・・・。
若いのが
他の国へ出稼ぎに出る。
何年も何年も
家族が離れ離れになるのだ!

親父たちは言う
毎日一緒にいられるのは幸せなんだよ
感謝しなさい
子どもへの愛情をもっと注ぎなさい

たしかに
常にイライラしていた、やりたいこともできず
毎日子どもと一緒だった
何かしようとすると、あれしたいこれしたい
きっと怒りの表情だったんだろう

我が子が不安を覚えパニックになった時
最初にしたのは、叱責だった。
みんなに迷惑かけるな!
戻れと!
ますますパニックになる我が子を激しく叱責
それを見て周りのママが、ハグしながら大丈夫だよ、大丈夫だよと落ちつかせ、私に激しく叱責
それを金網越しに見つめる親父たち

そのあと、私に諭すように
子どもの気持ちに向きあいなさい
何かあればサポートすれば良い
そして・・・。
怒った顔はいけない
何かあったら、ハグしなさい
あなたは、パパだよ
あの子は、パパの愛情を欲しがっている
お前には愛がない、あの子は、愛を欲しがってる

ガーんと殴られたような衝撃
あれからいろんなこと教えてもらった。
フィリピンのこと、コトバ、女のこと
わずが6ヶ月の滞在
親父たちの繋がりで、私は変わってきた。
著しく変化した。
親父たちのこと、ボロクソ言われ泣いて抵抗した。
私を救ってくれた恩人に対しの罵倒に許せなかった。
いっぱい泣いて、いっぱい笑って、いっぱい飲んだ!
長男にぎこちないハグもするようになった。
それを見た親父たち嬉しそうだった。
一コマ一コマが、かけがえのない時間だった。

帰国前
家族で近所の海へ行った。
その時長男が砂浜に絵を描いた。
家族だそうだ
自分、妹、ママ、そしてパパ

あんだけコトバによる暴力をしてたのに・・。
長男は、私を入れてくれた。

一緒にいられることは幸せなんだよ
感謝しなさいって言われたことを思い出し
泣きそうになった。

帰国後
あの親父たちを懐かしく思いながら
あんな風にざっくばらんに話しができたら
もし、昔の私みたいに精神的に辛い人がいたら
みんなで共感したり、アドバイスできるような環境があれば

あんな緩い集まり欲しいと思い
できたのがパパ班

まだアドバイスできることはないが

いつかフィリピンの親父たちみたいになりたい

パパ班結成まで、その1

こんにちは😃

座間市内の公民館や市役所などで配られてるアクティヴ通信と言うのをご存知でしょうか❓

主な母体は、神奈川座間市で活動してる
アクティヴママです。
子育て真っ最中のママさんパパさんたちをサポートするのを目的に活動しています。

アクティヴママの中には、いろいろな班に分かれています。

通信を発行する通信班
公民館で、子育てサロンを開催するサロン班
古民家を借りて古民家サロンを運営する
ぽっけ班
ふたご、みつごのママさん、パパさんを対象にしたツインズ班
国際交流活動をするインターナショナル班

ホントにいろいろな班があり訳わからなくなるんですが・・・。

そんなかにパパ班があります。
不定期の飲み会
アクティヴ通信のパパページを担当
チカラ仕事、餅つき要員などで

メンバーは、10人くらい⁉️
実に曖昧なのです。
型にはめてしまうと、やらされた感があるので
〜したい時、〜したい人が、パパさん同士で緩やかな繋がりを持つことで、毎日の生活が豊かになってったら楽しいんじゃないのって思いパパ班ができました。
みんなアクティヴママで活動してるママさんの旦那たち

結成は、5年前2013年2月
近所の飲み屋で❣️

以前からパパさんたちの顔は、知ってました。

が・・。
パパは、入っていかない
どこへ入っていかないと言うと
人の輪の中へ
何か手伝いで集まっても会話することもせず
ただ作業するのみ、微妙な空気が漂ってました。

こういうの地域だとあるあるなんです、
美化デーにしかり、自治会のお祭りにしかり
なかなかお互いを知る機会ってない。

何かきっかけを作らないと・・。
パパさんは、入らないと言うか、入りたいけど
どうしたら良いかわからない。


そこでヒントになったのが、フィリピン🇵🇭の
パパさんたちです。

突然フィリピン🇵🇭何故⁉️

これはまた今度にします。